ひとしずく

シンプルな暮らし 日々の小さな「ひとしずく」をつづります。

「病」という幻想

今日の「ひとしずく
ちょっとモノオモイに、ふける・・


道を歩いていると、よくお年寄りとすれ違います。

腰が大きく曲がった方は、きっと農作業など、重いものをもったり、前屈みで作業することが多かったのでしょう。

膝のあたりが湾曲し、極端なO脚になっている方は、商売などで立ちっぱなしが多かったようです。

裁縫など、よく手を使う仕事をしていた方は、指の関節が太く、変形したりしています。


身体は、その人がどんな人生を刻んできたのかを教えてくれる、樹の年輪のようです。


でも昨今では、機械化やデジタル化が進んできたので、昔の方ほど身体に歴史が刻まれないかもしれませんね。


そのかわり、「病」という形で、刻まれているように感じます。


ものの本によると、「病とは、その人が心の中で造り出した幻想」なのだそう。

少し飛躍してるかもしれませんが、一理あるとも言えます。

死因1位の癌だって、自分の体の中で生まれるもの。ウイルスのように、外からやってくるものではないです。


現代人はすごく忙しそうですが、私は昔の人に比べたら、ずっと時間をもて余している気がします。

昔の人は、生きていくために必要最低限のことをするだけで、24時間を使いきっていました。



では、現代人は・・?

便利になった生活の、空いた「すき間」を、何で埋めているのでしょうか・・?



瀬戸内寂聴さんが、大病を克服されたのち、初めてテレビ出演された際に話された一言・・

「人は死ぬまで、その瞬間まで、健康なのよ!」



寂聴さんのこの言葉は、真理だと思いました。



やはり「病」は、現代人が上手に埋められない「すき間」に忍び込む、幻想なのかもしれませんね・・